「食べる順番を変えるだけ」って聞くけど、それでダイエットできる理由とは?
沖縄の定番料理は太りやすいものだらけって知ってる?
現在ブログ引っ越し中につき、前ブログから過去の記事をリライトして更新中でございます。本日ブログ引っ越し後2本目の記事、早速いきましょう!!
沖縄の定番食といえば、そーきそばやラフテー、タコライス、ひらやーちーやじゅーしーなど、いわゆる定番料理が他県より多いような気がします。
ちなみに余談ですが、当スタジオは4年目ですが、僕自身は沖縄に移住して6年目になります。これだけ沖縄にいるとうちなーんちゅの方によく言われるのは
「沖縄料理は食べれる?」
という話なのですが、僕自身は全然抵抗なく受け入れられたのですが、確かに回りの移住者から話を聞いてると、結構苦手という方も少なくないみたいですね。
ただ僕もちーいりちゃーとか、あまりにもクセの強い料理はいまだに手を出せずにいますが・・・(でも、中身汁はお盆の時期にあまりにもエンドレスで食べさせられるので普段食べなれないのですが、すっかり食べれるようになりました笑)
さてちょっと脱線しましたが、こういったご馳走が目の前に並べられては、考える前に手が動いてしまうかもしれませんが、ちょっと待った。それをしているから簡単に太るわけです。
「食べる順番ダイエット」は既に有名なのでご存じの方も多いかと思いますが、ちょっと考えるだけで食事制限をしなくてもかなり効果が出ますので、本日はこんなところを解説していこうと思います。
食べ物を気にするなら「GI値」はご存知ですか?
「GI(Glycemic Index)値」
と、いいます。いいですか、「グリセミックインデックス」といいます。
一時期、低GI食品がテレビCMでもよく流れていた(コンビニとかでもよく売ってるソイ〇ョイとか)ことがあるのでこちらも聞いたことがあるという方も多いかもしれません。
ですが、このGI値っていったい何のことかご存知でしょうか??
GI値とは、「食後の血糖値の上昇度合いを示す指標」です。
「食後の血糖値の上昇度合いを示す指標」
であります。
超簡単に言えば、GI値の高いものを食べれば一気に血糖値が上がりやすく、GI値の低いものを食べればゆるやかに血糖値があがっていく、ということです。
覚えるべきポイント①:GI値の高い食事は血糖値が急激に上昇する
これが太りやすさとどう関係があるのか?難しい言葉を極力省いて分かりやすく説明したいと思います。
実は、人が食事で太ってしまうメカニズムはたった一つしかありません。
①まず、食事で糖質を摂取すると血糖値が上がります。ここまでは多くの方がご存知ですね。なので詳細は省きます。
②血糖値が上昇すると、血糖値を下げるために膵臓からインスリンといわれるホルモンが分泌され、このホルモンが糖分を処理してくれます
覚えるべきポイント②:GI値を下げようと膵臓からインスリンが分泌される
はい、ここがポイントです。インスリンが処理をした後の糖分の行き先は2つしかありません。
1つは、人が活動するためのエネルギーとしてのエネルギー源として使う。もう1つは、エネルギー源として使い切れずに余ってしまい、脂肪細胞に変わってしまう。これが「脂肪」の正体です。なので、インスリンは別名「肥満ホルモン」と呼ばれることもあります。
なんで食べる順番を変えるだけでダイエットできるの??
で、繰り返しになりますが、
「GI値の高いものを食べれば一気に血糖値が上がりやすい。逆にGI値の低いものを食べればゆるやかに血糖値が上がっていく。」
と先ほど書きましたが、別の言い方をすれば、
「GI値の高いものを食べれば一気にインスリンが分泌され、GI値の低いものを食べればインスリンの分泌が抑えられる」
ということになります。
つまり、大事なことは
血糖値を一気に上昇させない=インスリン(肥満ホルモン)を一気に分泌させない
ということになります。
全くインスリンを分泌させないことは不可能ですが、必要以上に不要なインスリンを分泌させないことは可能です。ちょっとの意識でそれを抑えられる方法が
「食べる順番」
であります。そのときに意識するべきポイントが、「血糖値が一気に上昇しない食べ物=GI値の低い食べ物から順番に食べていくこと」です。
「マゴハヤサシイ」って聞いたことありますか??
さてさて、ここまでで「食べる順番を意識する=GI値の低いものから食べていくことが大事」ということがお分かり頂けたと思います。
で、ここで問題になるのが、
「GI値の低い食べ物って一体何なのよ!!」
という皆さまの声が聞こえてきます。
とはいえですね、一つ一つの食品のGI値を覚えるのは不可能なので、食事のときに
「せめてここだけは意識して欲しい」
というポイントをご紹介します。
例えば、家でご飯を食べるにしても、外食にしても、一般的には
①ごはん・麺・パン
②肉
③魚
④野菜やきのこ、その他
みたいなラインナップだと思います。(偏食じゃなければ)
で、こういうものが目の前に出てきたら意識して欲しいのが、
「マゴワヤサシイ」(←超大事)
はい、意味不明なのは重々承知ですが、僕が考えたわけではないのは悪しからず。これはそのまま覚えちゃえばいいかと思います。
これの意味するところは、
「体脂肪になりにくく、しかもミネラルやビタミンが豊富に含まれている素敵な食品たち」
の頭文字を取った言葉です。
「マ」は豆類
「ゴ」はゴマなどの種子類
「ワ」はわかめなどの海藻類
「ヤ」は野菜類(緑黄色野菜)
「サ」は魚
「シ」はしいたけなどのきのこ類
「イ」はいも類
目の前に出てきた食事にこれがあればまずこれから食べ始めること。これを意識するだけで血糖値の上がり方がだいぶ違います。
すると、上記の4つのラインナップの中で「③魚」「④野菜やきのこ」の2つから先に食べているはずなので、その他残るのは二つ、①ごはん・麺類②肉だけです。
一般的にごはんやパンなどの炭水化物はGI値が高く、血糖値が上がりやすい食べ物です。
ここまで理解すると、上記の4つの食べ順が自動的に決まるわけです。
①マゴワヤサシイ
②魚
③肉
④ごはん・麺類・パン
の順番になるわけです。もうこの流れは自動的に頭の中で決められると、それこそ
「太りにくい食べ方」
が獲得できるのです。ですので今回ご紹介した「マゴワヤサシイ」を覚えて意識するだけで普段の食事の仕方が変わるかと思います。
もちろん、今回解説をした「GI値」「食べる順番」の他にも、ちょっと意識すれば血糖値の上昇を抑えることが出来る方法は他にもあって、例えば
「ゆっくり食べる」や「よく噛んで食べる」
などがあります。ゆっくり食べることで食べてる間に満腹中枢が満たされるので食べ過ぎなくて済みますし、よく噛んで食べることでこちらも同様に血糖値の上昇を抑えられるわけです。
というわけで、同じものを食べていたとしても、太る人・太らない人に分かれるのはこんなちょっとしたことがポイントだったりするわけです。
僕もトレーナーとして長年一般の方からいわゆる人から見られる仕事をされている方まで多くの方を見てきましたが、やはりこういう所が差として出ていることをよく感じます。
とはいえ、別に特別な知識でも技術でもないので、是非皆さまもこの記事をご覧になった直後から実践して頂ければと思います!
本日はここまで、ではでは。
studio kinari ミナミ