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現在ブログ引っ越し中!!

こんにちは!沖縄那覇のパーソナルトレーニングスタジオstudio kinariのミナミです。


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【現在ブログ引っ越し中!!】

現在、前ブログから過去の記事をリライト(書き直し)して今ご覧頂いている当サイトに引っ越し中でございます。前ブログには過去4年に渡って発信していた体作りの内容が掲載されていますので、もっとご覧になりたい方はこちらもご覧ください!


前ブログはコチラ→kinari ONLINE STUDIO(HP)

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さて、1日1本を目標に現在過去の記事をリライトして発信をしております!今回でブログ引っ越し後14本目の記事、前ブログで書いた記事の中から


「「呼吸」が浅いと太りやすくなるし、疲れやすくなるからやっぱり大事という話(前編)」


というテーマをリライトして更新していきます。早速行きましょう!

呼吸ってなんでするんだろう

はい!というわけで、本日も参りましょう!!現在時刻は日付変わって23日の01:50ということで、世の中は明日から4連休ということでもう見るからに浮かれていますが、そんなことは僕には全く関係なく、これから


「呼吸」


をテーマにした記事を書こうとしているわけであります。


で、早速ですが一つ質問をさせて下さい。


どうして、呼吸をする必要があるのでしょうか???


いやー、とても深夜から書くような内容ではありませんが、日々僕も「1日1本!」と宣言しておきながら全く実行できていないことに日々負い目を感じているわけであります。。見てくれている方も多いですし。


で、質問に戻りますが、ストレートに考えれば、


生きるため!!


もう、全然正解で良いと思います。むしろこれ以上の正解は無いっていう。


酸素が必要だから!!


みたいなのももちろん正解でございます。


ただ、トレーナーとしてこの質問をされたら、やはりちょっと専門性に欠けるわけです。じゃあ、トレーナー的に「呼吸」の意義を問われたら何かというと、


エネルギーを作るため


であります。いいですか、


エネルギーを作るためには酸素(呼吸)が必要


というのは、生理学を学んだことがある方なら知っていても、あまり一般論ではないかと思います。逆に言えば、


酸素を上手く取り入れることができなければ(呼吸が上手でなければ)、エネルギーを作ることができない。


エネルギーが作れないので、つまりもう一歩踏み込んでいくと


呼吸が下手だと、太りやすいし疲れやすくなる


ということになります。本日のお話は、このあたりをトレーナーとしての立場からちょっとだけ専門的に解説をしていきます。

「生物のエネルギーの通貨」ATPとは一体何者か

さてさて、このあたりの記事はですね、ともするとどうしても難解になりがちなので、出来る限り簡単に伝わるようには書いていくつもりなのですが、いっぺんに書くとこれまでに生理学を学んだことの無い方にとっては絶対に受け付けられない内容になるので、今回の記事は前編と後編に分けて更新して参ります。


で、先ほど


エネルギーを作るためには酸素(呼吸)が必要


という話をしましたが、このエネルギーは具体的に何なのかというと


ATP(アデノシン三リン酸)


といいます。この時点で、「なるほどなるほど、ATPの話をこれからするつもりなのね」と思われた方は本日はもう読まれなくて大丈夫かと思います。明日からお休みのことと思いますので爆飲みしに行って下さいませ。で、


ATP???あでのしんさんりんさん???


となっている方のために、なるべく簡単に説明をしていきますが、まずこちらのATP、正式にはアデノシン三リン酸(あでのしんさんりんさん)といいます。


別名「生物のエネルギーの通貨」と言われており(ちなみにどういう意味で「通貨」なのは僕もよく分かりませんが)、これが無いと人間は活動出来ないという、皆さんが


エネルギー源と呼ぶ、それそのもの


です。ちょっとややこしいのですが、あくまでここではまだエネルギー「源」で、エネルギーそのものではないことにご注意下さい。


もう一つ注意が必要かと思いますので一応書くのですが、エネルギーというのは「分解されたときに放出される」ということを頭に置いてほしいのです。


で、ATPについてもうちょっと詳しく書いていきますが、要するに


アデニンという物質 + 3つのリン酸 = アデノシン三リン酸


ということなんですけど、別に化学が分からなくてもこの記事の内容は分かるので、ご安心下さい。
 

ATPが分解されるとエネルギーが出る!

で、先ほども書きましたが、


エネルギーは分解されるときに放出される


わけですので、このATPが分解されるときにエネルギーが出るわけです。もうちょい突っ込むと、


ATP(アデノシン三リン酸)を分解する



リン酸が1つ取れる(このときにエネルギー発生!)



ADP(アデノシン二リン酸)になる



という流れなんですけど、超簡単にまとめると、


□ATP(アデノシン三リン酸):エネルギー満タンの状態

□ADP(アデノシン二リン酸):エネルギーが空っぽの状態



です。つまりですね、人間の体というのは、このエネルギーがある状態(ATP)が分解されてエネルギーを使ってADPになり、また合成をしてATPにして・・・・


というのを延々と繰り返して活動を行っているわけです。あれ、ここまで大丈夫でしょうか・・。

エネルギーを作るための条件、それが酸素

こういうあまり一般的じゃない用語を使うときは話一気に話が難しく感じられる恐れがあるので注意深く書いているつもりではあるのですが、もしここまでの話がうまい事理解出来なければ


人間が活動するためにはATPが必要


これだけ覚えておいてもらえればこの話の続きが理解できますので問題ありません。そうです、結局色んな枝葉の話は無視してここだけ分かっていればいいのです。


で、先に進みますが、このATPが体のどこで作られているのかというと、皆さん学校で一度は聞いたことがある


ミトコンドリア


というところです。これは細胞の中にあるんですね。ミトコンドリアという名前は知っていても、実際にどんな役割を持っているかは覚えていないと思うので書いておくと、


「エネルギーを作る発電所」


が主な役割として理解してもらえればOKです。で、このミトコンドリア内でエネルギー(ATP)を作るためには条件があります。それが、


酸素を使うこと


であります。酸素を使う、ということは


呼吸が大事


ということと同義です。もう一度まとめます。


人間の活動にはATPが必要



ATPはミトコンドリアで作られる



ATPを作るためには酸素が必要



呼吸をしないと酸素は取り込めない



という、最後の一行は小学生でもわかる話ですが、だから


呼吸をしないと、エネルギーが不足する


という状態になるわけです。ここまでの話で鋭い方は


あー、だから呼吸が下手だと太りやすいし疲れやすくなるわけね


と思われた方も結構いるんじゃないかなと思います。なので、実はここまで分かってもらえれば本日の話はもうクリアしたと思って頂いて問題ありません。これ以降の話は、このテーマのよくある質問についての回答です。

酸素がなくても実はエネルギーは作れる

このテーマのよくある質問が果たして一般の方に需要があるかどうかは疑問ですが、一つだけ。


先ほど、ミトコンドリアで酸素を使ってATPを作るという話をしましたが、実は


最悪、呼吸をしなくても(酸素がなくても)ATPは作れます。


ん?と思われた方、ちょっと聞いて下さい。この話には裏があります。細胞内にある液体で「細胞体気質」というところでは酸素を使わなくてもATPは作れるんです。


作れるんですけど、作られるATPがめちゃくちゃ少ないんですね。つまり、エネルギー不足で不健康なわけです。


なんでこんな話が質問として挙がってくるのかというと、例えば


全力ダッシュをして呼吸がうまく出来ないとき(酸素がないときに)ATPは作れるのか


という質問がこれに相当するわけです。これについての解説をしていくと、これまでの文章量と同じくらいのことを書いていかないといけないので割愛しますが、実は酸素を使わずにATPを作り出す仕組みが体には備わっています。(解糖系といいます)


面白いですよね、人体って。なんやかんやで上手く回るように出来てるわけです。どうです??ハマる要素あると思いませんか??

後編は、どうやって呼吸を上手くやるかという話

というわけで、今回の記事ではとにかく


酸素がなければ人間が活動するためのエネルギーは作れない


ということが分かればOKだったりするわけです。で、そうなってくると、


どうすれば上手く呼吸が出来るのか


という話が皆さまの気になることかと思います。呼吸も筋肉の働きが重要になってくるので、そのあたりの話が後編になり、むしろ後編からお読みになられた方が手っ取り早いという方もいらっしゃったかもしれません。


なので、また後編もご覧くださいませ!ではでは。


studio kinari ミナミ