現在ブログ引っ越し中!!
こんにちは!沖縄那覇のパーソナルトレーニングスタジオstudio kinariのミナミです。
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【現在ブログ引っ越し中!!】
現在、前ブログから過去の記事をリライト(書き直し)して今ご覧頂いている当サイトに引っ越し中でございます。前ブログには過去4年に渡って発信していた体作りの内容が掲載されていますので、もっとご覧になりたい方はこちらもご覧ください!
前ブログはコチラ→kinari ONLINE STUDIO(HP)
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さて、1日1本を目標に現在過去の記事をリライトして発信をしております!今回でブログ引っ越し後19本目の記事、前ブログで書いた記事の中から
「筋トレしてるのに効いてる気がしない?可能性②機能解剖学の話」
というテーマをリライトして更新していきます。早速行きましょう!
筋トレしてるのに効いてる気がしない?可能性②機能解剖学的の話
それぞれの筋肉には「役割」があるって知ってる??
というわけで本日も参りましょう!
特にシリーズ化をするつもりもないのですが、前回書いた内容が
「筋トレしてるのに効いてる気がしない。その理由は?」
というテーマで、前回は神経に焦点を当てて解説をしていきました。ちなみに前回の記事はコチラ→筋トレしているのに効いている気がしない?可能性①「神経」の話
で、今回はその他の理由でどんなことが考えられるかという話で、「機能解剖」という話題を取り上げようと思います。
皆さん、機能解剖って聞いたことあるでしょうか?
機能解剖(きのうかいぼう)
と読みます。僕はトレーナーとして自分のスタジオでお客様にトレーニング指導を行う活動はもちろんそうなんですけど、その他トレーナーを養成する講師業も行っているのですが、その際に必ず受講される方にお伝えすることがあります。それが、
トレーナーとして活動するなら、次の3つに関しては必ず学習が必要。
①解剖学(かいぼうがく)
②機能解剖学(きのうかいぼうがく)
③運動生理学(うんどうせいりがく)
ということ。簡単に上記がどんな学問分野か説明すると、
①解剖学:人間の体って、どんな構造で出来ているのかを知る学問
②機能解剖学:人間の体はどうやって動くのかを知る学問
③運動生理学:運動をしている時に、人間の体の中では何が起きているかを知る学問
ということで、これ以上の説明はトレーナー志望ではない人向けの内容ではないので割愛しますが、この中でも、僕がスタジオにいらっしゃるお客様に特に力を入れて説明をしている学問があります。それが、
機能解剖学
です。これだけもうちょっと突っ込んで説明をすると、要するに
■筋肉はどんな形をしているのかを知って
■この筋肉が働く(収縮)と、体はどんな動きをするのか
を知る学問です。これが少しでも理解できると、お客様からは
「だから今までの筋トレじゃ効かなかったんだ!!」
「もっと効かせるためにはこうゆう動きが必要なんだ!!」
というようなお声を頂きます。なので、知る知らないではかなり差が出る部分なので、今回はこちらについての入門編ということで。
まずは例を出して説明していきましょう。
例えば、ハムストリングの場合
モモの裏
を取り上げて説明をしていこうと思います。
このモモ裏の部分に存在する筋肉を
ハムストリング
といいます。
で、誤解のないように言っておくと、人体に「ハムストリング」という名前の筋肉があるわけではなくて、いくつかの筋肉をまとめた総称としてハムストリングと呼んでいます。
具体的な筋肉の名前を出すと、
・大腿二頭筋(だいたいにとうきん)
・半腱様筋(はんけんようきん)
・半膜様筋(はんまくようきん)
という3つをまとめてハムストリングと呼んでいます。
もう既に知らない筋肉の名前が3つも並んじゃうとこれ以上読む気も失せるわーと思われている方もいるかもしれませんが、大丈夫です。別に筋肉一個一個の名前を覚える必要はありません。覚えて欲しいのは、
この筋肉(ハムストリング)が働くと、体はどんな動きをするのか
ということだけです。どうしてもベースが解剖(医学)になるので医療用語というか、専門用語を多用しますが一個一個解説をしていきますのでご安心下さい。
まず、このハムストリングが働くと、主に2つの動きを体はすることになります。
①股関節の伸展
②膝関節の屈曲
この「〇〇関節の■■」っていうのは、どの筋肉にも共通して使われる体の動きを説明した用語なんですけど、例えば「股関節の伸展」という動きはこんな動きです↓

平たい言い方をすれば、
「股関節を伸ばす動き」
「脚を後ろに伸ばす動き」
と言った方が分かりやすいかと思います。でも、どうしても共通言語として医学ではこういう伸展とか、屈曲とか、外旋とか、こういう言い方を多用します。
で、ハムストリングのもう一つの動き。「膝関節の屈曲」ですが、これはこういう動き↓

上の図の右側の膝を曲げてる絵の方なんですけど、平たい言い方をすると、
「膝が曲がる」
という言い方が分かりやすいかと思います。
つまりですね、ハムストリングがきちんと働く(収縮)と、体は
「股関節が伸び、膝が曲がる」
という動きをすることになります。ここまではOKでしょうか。では、次にこれを筋トレにどうやって活かしていくかという話です。
筋肉の役割通りに、筋トレをする
「股関節が伸び、膝が曲がる」
という動きです。これ、この文章だけを読んで、
「あ、もしかしてこれってあのトレーニングかも!」
とピンときた人はかなり勘が鋭いですが、普通はまだこの時点ではピンと来ない方が普通なのでお気になさらず。上記の動きを筋トレにしたときの代表格はコレ↓

はい、ジムやスポーツクラブに行かれたことがある方なら見たことがあるのではないでしょうか。レッグカールマシンでございます。
そのまま上記のような動きになることがイメージできるでしょうか?
①まず、うつ伏せになってスタートポジションにつく
→この時点で既に股関節は伸展
②そして、膝を曲げて重量を挙げる
→①に加えて、膝関節を屈曲
というわけで、レッグカールマシンを使えば、あまり頭で考えなくてもそのまま筋肉の役割通りにトレーニングが出来るわけです。
で、こうやって書くと、
「え、マシーンを使えばこんな面倒なことを覚えなくてもいいんじゃない??」
と思われた方、いますよね。その通りです。マシーンが揃っていれさえすれば、実はこんなことを覚えなくても別に体は何の問題もなく鍛えることができます。
じゃあ、どうしてこんな面倒なことを出来れば知っておいて欲しいかという話を次にしていきます。
要するに、人の体はみんな違うってこと
これはその通りです。ただ、ここには大前提として抜け落ちている問題があります。それが、
そもそも、人間の体はみんな違う
ってことです。僕の体とこの記事をご覧頂いている皆さんの体っていうのは、
同じ筋肉でもついている場所は違うし
骨格も違うし
動作のクセも違う
というわけで、同じように見えて実は全然違います。ですので、そういう意味で実は僕自身は全否定ではないにせよ、マシーンに頼り切るというのは否定的な側面があります。
というのも、「誰にでも扱える」っていうのは、裏を返せば
「その人に合ったトレーニングは出来ない」
ということになります。そりゃそうじゃないですか。誰でも扱えるからマシーンとしてのメリットがあるわけですか。なので、トレーナーとしての立場で言えば、出来ればマシーンを使わずにトレーニングをしてもらった方が与える効果が大きいと考えます。
あと、付け加えるとしたら、「マシーンがないとトレーニングが出来ない」っていうのは多くの人の場合で、継続できない理由になります。
特に沖縄にいると、思いついてすぐにトレーニングマシーンが揃っている場所があるっていう人もそんなに多くないかと思います。
なので当スタジオにも、色んな条件の方がいて、お子さんさいるとか、週に何回もジムに行く時間は作れないとか、だから出来るだけ家で出来るような知識と技術が欲しいっていう方です。
そういう方が家でご自身でトレーニングをするためには、当然マシーンなんてないわけで、あったとしてもダンベルとか、チューブとか、そんなもんだと思います。
じゃあ、そんなどこの家庭にでもあるようなトレーニンググッズを使ってどうやって自分の鍛えたい部分を鍛えるのかっていうのが、今回解説をしている
機能解剖
の問題です。つまり、
この筋肉の役割は〇〇と□□だから、こういう動きに注力してやればいいんだ
というのがパッと分かれば、トレーニングはどこでも行えるわけです。
なので、当スタジオのような
「トレーニングなんて、自分で出来るようにならなければ意味がない」
とずーーーーーーっと主張しているスタジオは、ちょっと小難しい、こうゆう話をスタジオで皆さんに日々理解して頂いているわけです。
筋トレは、自分の身体を知ること
機能解剖学が分かれば、筋トレは結構簡単
ということが言いたいわけです。とはいえ、いきなり自分で勉強するのはハードルが高いので、そういうのはプロに解説をお願いした方がいいわけですが、でも実は
トレーナーですら、このへんのことをあまりよく分かっていない
という現象が多発します(業界の闇)。それでもトレーナー活動が出来るっていうのは、
自分が今まで自分の身体を鍛えてきた方法を教えているから
だったりするのですが、当然のことながら
Aさんのトレーニングのやり方が、Bさんにはハマるかもしれない。けどCさんには全く効かない
ってことが発生します。言ってしまえば論外な話なんですけど、これが実情です(とはいえ、もちろんちゃんと勉強されているトレーナーさんもいます)。なので
パーソナルに通ってたけど、全然効いてる感じがしない
っていうのはご新規でいらっしゃるお客様からよく寄せられる問い合わせの一つです。
そういう状態にならないためには、ちょっとでもご自身の体がどうゆう仕組みで動いているのかを理解することで解決します。
なので、今回ちょっと小難しい内容になってしまいましたが、少しでもトレーナーと呼ばれる人間の頭の中ではどんなことを考えながらお客様の指導に当たっているのかということを感じて頂ければと思います。
というわけで本日はここまで!ではでは。
studio kinari ミナミ