【お客様からの質問シリーズ】足がよく「つる」んだけど、どうしたらいいの??
2018/12/20
こんにちは!沖縄那覇のパーソナルトレーニングスタジオstudio kinariのミナミです。
とうとう年の瀬に入ってきたということで、ここで当スタジオの2018年~2019年の年末年始の営業日程についてご連絡します。
■年末年始の営業日程について
休業日:2018年12月28日~2019年1月6日
をお休みとさせて頂きます。逆に言えば、
今年は12月27日まで!
来年は1月7日から!
ということになります。
どうぞよろしくお願い致します。
さて、今回はお客様の中でも多い「足がつる」という症状についての質問から。結構運動中に足がつってしまう人というのは多くて、ぶっちゃけ、
僕の方ではどうすることも出来ません(爆)
こんなことを言うと「どうにもできねーのかよ!!」と怒られそうですが、ちょっと待って下さい。まずは足がつってしまう原因を把握してからクレームを受け付けることにします。
【お客様からの質問シリーズ】足がよく「つる」んだけど、どうしたらいいの??
そもそも、「足がつる」ってどういうこと??
足がつる、とは不随意で起こる(自分の意思とは関係なく)起こるふくらはぎの痙攣のことです。
ちなみに医学的には筋クランプ(muscle cramp)といい、細かく言えば、骨格筋の有痛性筋痙攣です。
ちなみにちなみに、今書いたクランプ(cramp)とは日本語で「けいれん」のことです。なので、「痛みを伴うけいれん」ということですね。
そもそも論、どうやって筋肉というのは機能しているかと言うと、「収縮」と「弛緩」という二つの動きを調整してバランスをとっているわけですが、これというのは
① 中枢神経(脳と脊柱)から筋肉に命令が出て収縮して
② 逆に筋肉からフィードバックされてどれくらい収縮と弛緩のバランスをとるか決める
という仕組みで成り立っています。え、あ、もっと分かりやすく説明しろ?分かりました。
「ボールを蹴る」と決める(脳)
→その命令が脚の筋肉に伝わる
→タイミングとか、自分の体勢とかでどれくらいの力で蹴るのか体が反応する(どれくらい筋肉が収縮と弛緩のバランスを取ればいいのか判断する)
→また脳にその信号が戻ってくる
どうでしょうか??分かりにくかったらすみません。つまり、手足を動かすために脳から命令が出て、逆に手足からも「これくらの力で動かす必要があるよ!」という報告が返ってくる、ということです。
で、話は元に戻りますが、「つる」というのはこの仕組みの中で起こる異常収縮のことになります。要は
自分が意図してないのに勝手に収縮しはじめちゃったよ!ということです。
なんで足がつっちゃうの??
さて、では何故足がつっちゃうのか?ということですが、まず一番多いのが
① 電解質のバランスが崩れている
電解質のバランスが崩れると筋肉や神経が興奮しやすくなります。そもそも電解質ってなに?という話ですよね。大丈夫です。分かっています。
電解質とは「イオン」のことです。コンビニとかでも「イオンウォーター」とか売ってますよね。
イオンが何かというと、「水に溶けると電気を通す物質」で、もっと具体的に言えば、カルシウムやマグネシウム、カリウム、ナトリウムなどの「ミネラル」がそれです。
これらが多すぎても少なすぎても体には悪影響が出ます。どちらかというと、少なすぎ(不足)による電解質バランスの崩れが多いように思います。例えば、
アルコール摂取
たくさん汗をかく
妊娠中のカルシウム不足
下痢による脱水
この辺は割と足がつっちゃいがちな人に聞くと大体当てはまる気がします。
ですので、まずはこの辺を疑ってみる。
② 逆に筋肉のセンサーがうまく働いていない
寝ているとき足の温度がどんどん下がっていき、筋肉のセンサーが働きにくくなってきます。
また、寝ているときは布団と重量によって尖足位(せんそくい:足がつるときのピーン!となった状態)が保たれている場合が多いわけですが、このときふくらはぎはちょっと収縮した状態になっています。
この微妙に収縮された状態が続いていると脳的には
「え、足使うの?使わないの??」
という状態になり、困ってしまうわけです。
で、基本的に寝ている間でも汗を結構かいているという話は聞いたことがある方も多いかもしれませんが、寝ている時の脱水と、この尖足位状態のダブルパンチで寝ている間に足がつる人が多いわけです。
足がつりやすい人はどうすればいいの??
というわけで、いつも出来るだけ簡単に書こうと思いつつも今回の記事はちょっと難しくなってしまったかな・・・と内心心配になっているわけですが、では、足がつりやすい人はどうすればいいのか。
① 日々の生活で気を付ける
もうこれは当たり前といえば当たり前なのですが、規則正しい生活!がやはり一番ということで、これを基本として
適度な運動
運動前後のストレッチ
ミネラル分の入った水分の補給
アルコールやたばこの減量
などが有効なわけです。
② それでもよくならない場合は薬に頼ってみる
よく筋クランプのときに聞く薬が二つほどあります。
一つは漢方の芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
もう一つはミオナール
です。ハッキリ言ってこのへんは専門ではないので僕も聞いたことはある、くらいで全然詳しくはありませんが、特にミオナールは凄いと今google先生に聞いたらそう書いてありました。
で、僕に関係ある分野で「これは気を付けて欲しいな」というのが、薬を飲んでも治らない場合は病気を疑ってみるということで
糖尿病・脊柱管狭窄症・腰椎のヘルニア
だとしたらこれは大変なので、もし頻繁に足がつってしまうのであれば是非病院に行ってみてください。
ちなみに、僕も今回の記事を書いて初めて知ったのですが、こういった類の専門医は脳神経内科だそうです。
というわけで、意外と長くなってしまいましたので、本日はこのへんで!!
今年も後少しですので皆さん頑張りましょう!!
studio kinari ミナミ