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筋トレ筋トレ言う前に忘れてることはないかという話【神経の話】
2019/01/09
こんにちは!沖縄那覇のパーソナルトレーニングスタジオstudio kinariのミナミです。
もはやパーソナルトレーニングもだいぶ一般的にも浸透してきた昨今ではありますが、そんな中で「筋トレ!筋トレ!!」と声高に強調されていることに警鐘を鳴らす僕です。
いや、というか、筋トレ自体は良いんだけど、その前に体にはやるべきことがあります。
それが、掲題にもある「神経」のお話。
もはやブログ記事も前のブログ(ミナミオフィシャルサイト)からずっと書き続けていると深刻なネタ不足のため、どうしてもちょっとマニアックというか、専門的な内容になってしまいがちですが、まぁそれはそれで。
というわけで本日も参りましょう!!
体を鍛えるというと、やはり目が向きがちなのが「筋肉」ですが、この筋肉ってどういう仕組みで動いているかという話がまず最初です。
あんまり専門的に書きすぎるとややこしくなって読みたくなくなるので、まずは超簡単にご説明をします。例えば、いわゆる「力こぶ」の部分である「上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)」を鍛えるとします。
①まずはダンベルを持って、肘を曲げて鍛えようとします(考える)
②肘が曲がって鍛えられる
はい、どうでしょう。もはや説明をする必要がないくらいなので、これは皆さん分かりますね。じゃあ、実際この一連の動作をするときに体の中で一体何が起きているのかを次にご説明します。
①まず、「ダンベルを持って、肘を曲げて鍛えよう」と「脳」が考える
②すると、「ダンベルを持って、肘を曲げて鍛えろ!」という命令が脳から発信する
③その命令が神経を通って、筋肉に伝わる
④筋肉が動く=結果的にダンベルを持って、肘を曲げて鍛えるという動作が遂行される
どうでしょう。一気にややこしくなりましたね。キーワードは強調しておきましたが、僕がよくスタジオで行う説明を例を交えてもう一度。
ちょっと、電車に乗ることをイメージしてみてください(沖縄の人だとちょっとイメージしづらいかも)
そのときに電車が出発する「始発駅」が「脳」です。
そして、その駅から命令が出ます。これの「命令」が「電車」です。
この電車には命令を「電気信号」に変換したものが乗車しています。これが「乗客」です。
そして、乗客を乗せた電車は神経を通って、目的地まで向かいます。この「神経」が「線路」です。
最後に、この電車は終点駅までたどり着きます。この「終点駅」が「筋肉」です。
どうでしょう??ここで僕の書いた絵を披露しましょう。はい!!↓

絵の上手い下手を一度置いておいて、ご理解いただけたでしょうか??(載せない方が良かったかしら・・・)
あぁ、筋肉っていうのはこういうプロセスで動くんだな
ということがここで理解出来ればOKです。
で、じゃあ実際のことを考えてみたときに、「一本の神経」と「一個の筋肉(実際には筋線維:筋肉が何本もの線維が重なって出来ているという話はここでは割愛します)」が1:1で対応しているかというとそうではありません。
体にある各筋肉によって、
一本の神経が5本の筋線維とつながっている筋肉もあれば
一本の神経が100本程度の筋線維とつながっている筋肉もあれば
一本の神経が500本程度の筋線維とつながっている筋肉もあります。
じゃあ、この一本の神経がつながっている筋線維が多ければ、より能力を発揮できるのでは?
と思われる方もいるかと思いますが、これは別問題。
それは、その神経がちゃんと働いていることが大前提になる話なわけです。
ですので、より神経を多く動かせるほうがより効率よく能力を発揮できるわけですが、今回のテーマはここにあるわけです。
ちょっとややこしいですかね。簡単に言うと、仮に
一本の神経が500個の筋線維とつながっていたとしても、筋肉を使うときにその50%しか働いていなかったら、効率悪くない??
ということです。
だから、筋肉を鍛えるために、まずは神経を鍛えようと。
たまに、腕とか自分より細いのにやたら力の強い人とかいませんか?要はその筋肉を使うための神経をその人の方がより使えているということです。
ということで、こういった理由から、本当は100kgのウェイトでスクワット出来る力があるのに、神経が上手く働いていないせいで30kgしか持てないという人が世の中にはたーーーーーーーーーーーーーーくさんいます。
なので、僕のところのスタジオはこんなところから、つまり
筋肉を使える=神経を使える
ようにするトレーニングからほとんどの人は開始するわけです。
この辺をおろそかにするから(その知識がないから)、自分が思ってもいないところに不必要な筋肉がどんどんついてしまったり、思ったような効果が出なかったりと、そういう結果に出ることがままあります。
なので、最初は地味なトレーニングに思えるようで、やはり基本が大事ということで、筋肉ばかりに目を向けることがトレーニングではないですよ、と。
ちなみにこういった神経を鍛えるトレーニングを
コーディネーション
といいます。
例えば、新しい動作、仮にゴルフを新しくしようと思ったときには、クラブをスイングするための神経を使えるようにしなければなりません。
そのためのトレーニングをコーディネーションと言うわけです。
本日の内容、どうですかね??ちょっと難しく書いてしまったような気もしますが、ちょっとご来店下さるお客様の様子も見て、またこの続編を書くか決めようと思います。
さて、現在20時47分!!22時からのお客様で本日は最後なので最後まで気合入れていきます!!
ではでは。
studio kinari ミナミ
もはやパーソナルトレーニングもだいぶ一般的にも浸透してきた昨今ではありますが、そんな中で「筋トレ!筋トレ!!」と声高に強調されていることに警鐘を鳴らす僕です。
いや、というか、筋トレ自体は良いんだけど、その前に体にはやるべきことがあります。
それが、掲題にもある「神経」のお話。
もはやブログ記事も前のブログ(ミナミオフィシャルサイト)からずっと書き続けていると深刻なネタ不足のため、どうしてもちょっとマニアックというか、専門的な内容になってしまいがちですが、まぁそれはそれで。
というわけで本日も参りましょう!!
筋トレ筋トレ言う前に忘れてることはないかという話【神経の話】
そもそも「筋肉が動く」とはどういうことか
体を鍛えるというと、やはり目が向きがちなのが「筋肉」ですが、この筋肉ってどういう仕組みで動いているかという話がまず最初です。
あんまり専門的に書きすぎるとややこしくなって読みたくなくなるので、まずは超簡単にご説明をします。例えば、いわゆる「力こぶ」の部分である「上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)」を鍛えるとします。
①まずはダンベルを持って、肘を曲げて鍛えようとします(考える)
②肘が曲がって鍛えられる
はい、どうでしょう。もはや説明をする必要がないくらいなので、これは皆さん分かりますね。じゃあ、実際この一連の動作をするときに体の中で一体何が起きているのかを次にご説明します。
①まず、「ダンベルを持って、肘を曲げて鍛えよう」と「脳」が考える
②すると、「ダンベルを持って、肘を曲げて鍛えろ!」という命令が脳から発信する
③その命令が神経を通って、筋肉に伝わる
④筋肉が動く=結果的にダンベルを持って、肘を曲げて鍛えるという動作が遂行される
どうでしょう。一気にややこしくなりましたね。キーワードは強調しておきましたが、僕がよくスタジオで行う説明を例を交えてもう一度。
ちょっと、電車に乗ることをイメージしてみてください(沖縄の人だとちょっとイメージしづらいかも)
そのときに電車が出発する「始発駅」が「脳」です。
そして、その駅から命令が出ます。これの「命令」が「電車」です。
この電車には命令を「電気信号」に変換したものが乗車しています。これが「乗客」です。
そして、乗客を乗せた電車は神経を通って、目的地まで向かいます。この「神経」が「線路」です。
最後に、この電車は終点駅までたどり着きます。この「終点駅」が「筋肉」です。
どうでしょう??ここで僕の書いた絵を披露しましょう。はい!!↓

絵の上手い下手を一度置いておいて、ご理解いただけたでしょうか??(載せない方が良かったかしら・・・)
あぁ、筋肉っていうのはこういうプロセスで動くんだな
ということがここで理解出来ればOKです。
筋トレをする前に「神経トレ」が先
で、じゃあ実際のことを考えてみたときに、「一本の神経」と「一個の筋肉(実際には筋線維:筋肉が何本もの線維が重なって出来ているという話はここでは割愛します)」が1:1で対応しているかというとそうではありません。
体にある各筋肉によって、
一本の神経が5本の筋線維とつながっている筋肉もあれば
一本の神経が100本程度の筋線維とつながっている筋肉もあれば
一本の神経が500本程度の筋線維とつながっている筋肉もあります。
じゃあ、この一本の神経がつながっている筋線維が多ければ、より能力を発揮できるのでは?
と思われる方もいるかと思いますが、これは別問題。
それは、その神経がちゃんと働いていることが大前提になる話なわけです。
ですので、より神経を多く動かせるほうがより効率よく能力を発揮できるわけですが、今回のテーマはここにあるわけです。
ちょっとややこしいですかね。簡単に言うと、仮に
一本の神経が500個の筋線維とつながっていたとしても、筋肉を使うときにその50%しか働いていなかったら、効率悪くない??
ということです。
だから、筋肉を鍛えるために、まずは神経を鍛えようと。
たまに、腕とか自分より細いのにやたら力の強い人とかいませんか?要はその筋肉を使うための神経をその人の方がより使えているということです。
まとめ:初期段階は筋肉は「ある・ない」ではなく、「使える・使えない」で考える
ということで、こういった理由から、本当は100kgのウェイトでスクワット出来る力があるのに、神経が上手く働いていないせいで30kgしか持てないという人が世の中にはたーーーーーーーーーーーーーーくさんいます。
なので、僕のところのスタジオはこんなところから、つまり
筋肉を使える=神経を使える
ようにするトレーニングからほとんどの人は開始するわけです。
この辺をおろそかにするから(その知識がないから)、自分が思ってもいないところに不必要な筋肉がどんどんついてしまったり、思ったような効果が出なかったりと、そういう結果に出ることがままあります。
なので、最初は地味なトレーニングに思えるようで、やはり基本が大事ということで、筋肉ばかりに目を向けることがトレーニングではないですよ、と。
ちなみにこういった神経を鍛えるトレーニングを
コーディネーション
といいます。
例えば、新しい動作、仮にゴルフを新しくしようと思ったときには、クラブをスイングするための神経を使えるようにしなければなりません。
そのためのトレーニングをコーディネーションと言うわけです。
本日の内容、どうですかね??ちょっと難しく書いてしまったような気もしますが、ちょっとご来店下さるお客様の様子も見て、またこの続編を書くか決めようと思います。
さて、現在20時47分!!22時からのお客様で本日は最後なので最後まで気合入れていきます!!
ではでは。
studio kinari ミナミ