【お客様からの質問シリーズ】仕事中、座っているときに出来ることはないの?
2019/03/13
【お客様からの質問シリーズ】仕事中、座っているときに出来ることはないの?
こんにちは!沖縄那覇のパーソナルトレーニングスタジオstudio kinariのミナミです。
昨日火曜日はスタジオはお休みということで最近ではほぼ定休日にさせて頂いており、2-3年に一度の人間ドックに行ってました。
皆さん、人間ドック行ってますか??
若い時にはあまり自分は健康なことが当たり前と思われるかもしれませんが、健康診断といのは「症状が無いときに受ける」のが前提ですからね!
基本的には一番望ましいのはやはり「予防医療」ではありまして、人間というのは自分が窮地に追い込まれないとやろうとしないもんで、気が付いたときにはもう遅かったなんて話も多々聞くわけです。
僕も昨日の人間ドックではほぼ問題ありませんでしたが、一つだけ「膵臓」はちょっと気を付けた方がいいかもね、ということで念のためまた再度どこかの病院でMRIでも撮ってこようかなと思っています。
毎度おなじみの僕の近況報告から始まるブログですが、ここから本題に入っていきましょう。
というわけで今回は掲題にある通りの記事なのですが、これ、結構スタジオ内でも聞かれるテーマなのですが、皆さん何か気を付けていることはありますか??
実際には僕がここで紹介する以外にも世の中的には色んな座位でのエクササイズとかも紹介されていますが、僕が下半身をメインとしたトレーニングスタジオの代表トレーナーとして今回ご紹介したいのは、やはり
ケツ(お尻)
に対する意識、ですね。
特に僕のところに普段いらっしゃっているお客様は100%女性ですので、座っているときでもなんでもとにかくお尻を意識した方がいいかと思います。
具体的にどうすればいいかというと
とにかく自分が広げられる限界まで脚を開く
これだけです。
え、これだけ???
えぇ、これだけです。本当に。でも、安心してください。
どうせ、皆さんはこの「ただ脚を開くだけ」ということすら、普段できていません。本日の話はここから掘り下げていこうと思います。
ちょっと話は変わりますが、「女性らしさ」ってなんですかね?
いや、合コンのときにサラダを取り分けるとか、あざとくアヒル口を作るとか、そういう話じゃなくて、体の使い方的に言えば、やはり
関節を内側に向けること
だと思うんですよね。例えば、
スマホを見ているときに肘を内側にして見ていませんか?
バッグを腕にかけて持ち歩くときに同様に肘を内側にしていませんか?
いや、まぁこういうのはまだ良いとしましょう。でもですね、僕が職業病的にはこれはイカンというのは
股関節を内旋(膝を内側に向ける)すること
これだけはダメです。
例えば、椅子に座るとき、無意識に内股になっていませんか?
例えば、床に座るときですら、女の子座りというか、正座のような姿勢であっても内股になっていませんか?
この、膝が内側に向いている状態を機能解剖学で言うと
「股関節の内旋(ないせん)」
といいます。これ、特にこれまでの人生であまり気にしてきませんでした、という方は、ほぼケツが大きくなってきている可能性が大です。
で、何がいけないのかっていう話ですが、お尻の筋肉で一番大きい筋肉ってなんというかご存知でしょうか?
はい、大殿筋(だいでんきん)ですね。
僕のところに普段からいらっしゃっているお客様であればこれはもう当然答えられないとやばい奴ですが、
この大殿筋の機能(動かし方)が何かというと、大きく二つあるわけです。それが
①股関節の伸展(しんてん)
②股関節の外旋(がいせん)
という二つです。これらは完全に医療用語ですので、分からない人は全く分からないかと思いますが、大丈夫です。簡単に説明をすれば
股関節の伸展というのは、脚を後ろに伸ばす動作。
股関節の外旋というのは、膝をパカっと外側に開く動作。
これだけです。ちょっとやってみてください。
①まず立つ
②次に脚を後ろに伸ばす(股関節の伸展)
③さらに脚を外側に回転させる(股関節の外旋)
すると、これだけでお尻に力が入っているのを感じられるでしょうか?
これで感じられるのが普通で、もし感じられなければこれは重症患者なのですぐに僕のところに予約を取りましょう。でも、ほとんどの人はこれでお尻に力が入っているのを感じられるかと思います。
つまりですね、お尻の一番体積の大きい筋肉である大殿筋っていうのは、単に脚を開いている(股関節を外旋)するだけでも結構使うんですね。
じゃあ、逆に普段どんな時でも脚が内旋(つまり、内股になっている)になっている人はどうなのかというと、普段からお尻の筋肉が抜けに抜けまくって全然力が入っていないということなんですね。そりゃケツもデカくなるわい!!
で、ここまででもそこそこの長文なのにもう一個だけどうしても伝えたいのが、
股関節の外旋をしないと、骨格そのものも広がる
ということ。
股関節の外旋というのは、なにも大殿筋だけじゃなくて、もう一つお尻の中で重要な役割を果たしている
深層外旋六筋(しんそうがいせんろっきん)
も持っている機能なんですね。この筋肉、何をしているのかというと、詳しく書くとややこしいので簡単に言えば
骨盤とふとももの骨の距離を保っている
わけです。ですので、この筋肉が弱くなると骨盤とふとももの骨の距離がどんどん遠くなるので、見た目的にはどんどんお尻が大きくなっていきます。
恐ろしい!!!!!
と思われた方、じゃあどうすればいいのかって、とにかく脚を開いて欲しいわけですよ。
この筋肉もさきほどご紹介した大殿筋と同様に持っている役割が
股関節の外旋
なので、やはり脚を開くことで鍛えられる筋肉なんですね。
ですので、ごちゃごちゃ言わないで、
仕事中も
家でくつろいでテレビを見ているときも
とにかく脚を開いとけってことです。
で、単に「脚を開きなさい!」と言っているだけだと、
本当にそれだけでいいの??
と思われる方もいらっしゃるかと思うんですけど、まずポイントの一つは
限界まで脚を開いた状態でキープする
ということで、意外とこれだけでお尻の筋肉を使っていることに気づかれる方も多いかと思います。
それでもまだ刺激が足らん!という方は
ゴムバンド
を使う方法をご紹介します。とっても簡単です。
一般的には「エクササイズバンド」とか「トレーニングバンド」とかで売っているものですが、これを両ひざに引っ掛けて脚を開くと、その姿勢をキープするために先ほどご紹介した
大殿筋&深層外旋六筋
のどちらもめちゃくちゃ働きます。
ですので、これはおススメです。
というわけで、今回はお客様からの質問シリーズということでお送りしてきましたが、意外と普段の動作一つ気を付けるだけでも全然体は変わっていくんですね。
なにせ、人間というのは進化の過程で、その環境に適応する形で進化してきたわけですので、要するに
「やってりゃ体は変わる」
ということです。
変わらない、ということは方法論が間違っているということです。
ちなみにテーマは違えど本質的に同じことを言っているのが、個人的に愛読している生物学者でありますダーウィン先生の「種の起源」という本がありますが、もし気になる方は是非ご覧ください(多分誰も興味持たない)
というわけで今回はこんな感じ。
ではでは
studio kinari ミナミ
こんにちは!沖縄那覇のパーソナルトレーニングスタジオstudio kinariのミナミです。
昨日火曜日はスタジオはお休みということで最近ではほぼ定休日にさせて頂いており、2-3年に一度の人間ドックに行ってました。
皆さん、人間ドック行ってますか??
若い時にはあまり自分は健康なことが当たり前と思われるかもしれませんが、健康診断といのは「症状が無いときに受ける」のが前提ですからね!
基本的には一番望ましいのはやはり「予防医療」ではありまして、人間というのは自分が窮地に追い込まれないとやろうとしないもんで、気が付いたときにはもう遅かったなんて話も多々聞くわけです。
僕も昨日の人間ドックではほぼ問題ありませんでしたが、一つだけ「膵臓」はちょっと気を付けた方がいいかもね、ということで念のためまた再度どこかの病院でMRIでも撮ってこようかなと思っています。
毎度おなじみの僕の近況報告から始まるブログですが、ここから本題に入っていきましょう。
【お客様からの質問シリーズ】仕事中、座っているときに出来ることはないの?
というわけで今回は掲題にある通りの記事なのですが、これ、結構スタジオ内でも聞かれるテーマなのですが、皆さん何か気を付けていることはありますか??
実際には僕がここで紹介する以外にも世の中的には色んな座位でのエクササイズとかも紹介されていますが、僕が下半身をメインとしたトレーニングスタジオの代表トレーナーとして今回ご紹介したいのは、やはり
ケツ(お尻)
に対する意識、ですね。
特に僕のところに普段いらっしゃっているお客様は100%女性ですので、座っているときでもなんでもとにかくお尻を意識した方がいいかと思います。
具体的にどうすればいいかというと
とにかく自分が広げられる限界まで脚を開く
これだけです。
え、これだけ???
えぇ、これだけです。本当に。でも、安心してください。
どうせ、皆さんはこの「ただ脚を開くだけ」ということすら、普段できていません。本日の話はここから掘り下げていこうと思います。
下半身に悩む多くの女性は脚が開いていない
ちょっと話は変わりますが、「女性らしさ」ってなんですかね?
いや、合コンのときにサラダを取り分けるとか、あざとくアヒル口を作るとか、そういう話じゃなくて、体の使い方的に言えば、やはり
関節を内側に向けること
だと思うんですよね。例えば、
スマホを見ているときに肘を内側にして見ていませんか?
バッグを腕にかけて持ち歩くときに同様に肘を内側にしていませんか?
いや、まぁこういうのはまだ良いとしましょう。でもですね、僕が職業病的にはこれはイカンというのは
股関節を内旋(膝を内側に向ける)すること
これだけはダメです。
例えば、椅子に座るとき、無意識に内股になっていませんか?
例えば、床に座るときですら、女の子座りというか、正座のような姿勢であっても内股になっていませんか?
この、膝が内側に向いている状態を機能解剖学で言うと
「股関節の内旋(ないせん)」
といいます。これ、特にこれまでの人生であまり気にしてきませんでした、という方は、ほぼケツが大きくなってきている可能性が大です。
お尻の筋肉は「外側」がポイント
で、何がいけないのかっていう話ですが、お尻の筋肉で一番大きい筋肉ってなんというかご存知でしょうか?
はい、大殿筋(だいでんきん)ですね。
僕のところに普段からいらっしゃっているお客様であればこれはもう当然答えられないとやばい奴ですが、
この大殿筋の機能(動かし方)が何かというと、大きく二つあるわけです。それが
①股関節の伸展(しんてん)
②股関節の外旋(がいせん)
という二つです。これらは完全に医療用語ですので、分からない人は全く分からないかと思いますが、大丈夫です。簡単に説明をすれば
股関節の伸展というのは、脚を後ろに伸ばす動作。
股関節の外旋というのは、膝をパカっと外側に開く動作。
これだけです。ちょっとやってみてください。
①まず立つ
②次に脚を後ろに伸ばす(股関節の伸展)
③さらに脚を外側に回転させる(股関節の外旋)
すると、これだけでお尻に力が入っているのを感じられるでしょうか?
これで感じられるのが普通で、もし感じられなければこれは重症患者なのですぐに僕のところに予約を取りましょう。でも、ほとんどの人はこれでお尻に力が入っているのを感じられるかと思います。
つまりですね、お尻の一番体積の大きい筋肉である大殿筋っていうのは、単に脚を開いている(股関節を外旋)するだけでも結構使うんですね。
じゃあ、逆に普段どんな時でも脚が内旋(つまり、内股になっている)になっている人はどうなのかというと、普段からお尻の筋肉が抜けに抜けまくって全然力が入っていないということなんですね。そりゃケツもデカくなるわい!!
あと、内股になればなるほど骨格もデカくなる
で、ここまででもそこそこの長文なのにもう一個だけどうしても伝えたいのが、
股関節の外旋をしないと、骨格そのものも広がる
ということ。
股関節の外旋というのは、なにも大殿筋だけじゃなくて、もう一つお尻の中で重要な役割を果たしている
深層外旋六筋(しんそうがいせんろっきん)
も持っている機能なんですね。この筋肉、何をしているのかというと、詳しく書くとややこしいので簡単に言えば
骨盤とふとももの骨の距離を保っている
わけです。ですので、この筋肉が弱くなると骨盤とふとももの骨の距離がどんどん遠くなるので、見た目的にはどんどんお尻が大きくなっていきます。
恐ろしい!!!!!
と思われた方、じゃあどうすればいいのかって、とにかく脚を開いて欲しいわけですよ。
この筋肉もさきほどご紹介した大殿筋と同様に持っている役割が
股関節の外旋
なので、やはり脚を開くことで鍛えられる筋肉なんですね。
ですので、ごちゃごちゃ言わないで、
仕事中も
家でくつろいでテレビを見ているときも
とにかく脚を開いとけってことです。
たったそれだけでいいの?もっと筋トレチックにする方法はないの??
で、単に「脚を開きなさい!」と言っているだけだと、
本当にそれだけでいいの??
と思われる方もいらっしゃるかと思うんですけど、まずポイントの一つは
限界まで脚を開いた状態でキープする
ということで、意外とこれだけでお尻の筋肉を使っていることに気づかれる方も多いかと思います。
それでもまだ刺激が足らん!という方は
ゴムバンド
を使う方法をご紹介します。とっても簡単です。
一般的には「エクササイズバンド」とか「トレーニングバンド」とかで売っているものですが、これを両ひざに引っ掛けて脚を開くと、その姿勢をキープするために先ほどご紹介した
大殿筋&深層外旋六筋
のどちらもめちゃくちゃ働きます。
ですので、これはおススメです。
人間は環境適応の動物
というわけで、今回はお客様からの質問シリーズということでお送りしてきましたが、意外と普段の動作一つ気を付けるだけでも全然体は変わっていくんですね。
なにせ、人間というのは進化の過程で、その環境に適応する形で進化してきたわけですので、要するに
「やってりゃ体は変わる」
ということです。
変わらない、ということは方法論が間違っているということです。
ちなみにテーマは違えど本質的に同じことを言っているのが、個人的に愛読している生物学者でありますダーウィン先生の「種の起源」という本がありますが、もし気になる方は是非ご覧ください(多分誰も興味持たない)
というわけで今回はこんな感じ。
ではでは
studio kinari ミナミ